おふくろ食堂

今は遠出をする時に高速道路で出かければ、サービスエリアが24時間営業してますんで、深夜、早朝を問わず、いつでも食事にありつけます。
高速道路がまだ開通していないときは、街道筋に終夜走行のトラックドライバー等に向けて、ドライブインと呼ばれる食堂がいくつもありました。
私が免許を取った頃は、まだ中央高速も大月までしか開通しておりませんでした。
甲州街道沿いには山間部でもそういったドライブインがいくつかありました。
早朝でも温かいものが食べられるので、随分と利用したものです。
そういった時間帯には決まったメニューしか出されず、定番で豚汁定食というものがありました。
豚汁、生卵といった簡単なメニューですけど、特に寒い時期に美味かったですね。
家でも豚汁はよく作ります。

豚の三枚肉、牛蒡、大根、人参、こんにゃく、焼き豆腐に薬味としてネギをタッブリのせた所に七味を振りかければ、これだけで十分おかずとなります。
納豆に焼き魚でもあれば、こんなに幸せなことはありません。
ラーメンなんかもそうですが、動物性の油が溶け出した汁物というのは、なかなか冷めません。
大きめの丼によそっても、最後まで熱々で食べられます。
味噌は加熱しすぎると風味が飛んでしまうといわれますけど、豚汁に限っては少し煮込んでやる方が好みです。
みそ汁というよりも味噌煮込みという感じでしょうか?
最近ではサービスエリアのドライブインで豚汁定食がない所もあるようですけど、そういえば私も外では食べないですね。
朝からトンカツ定食なんか食べてます。
年齢を考えれば、そういったものは控えるべきなんでしょうが、食べ終わった後に「ああ、そうだった」と思い出します。