Mobile 6への移行(1)

ちょっと前まで当分の間はX01HTで我慢しようと考えていた。
ところがiPhoneナンテいうのが現実に発売されたりすると途端に心がぐらつく。
iPhoneが無理ならせめてMobile 6にしなきゃしょうがないだろ?」などという全く関係ないところへ思考が向かう。
そんなんでちょっとマジメにMobile 6への移行を考えてみた。
私の場合、マイナーなNS Basic/CEを使っているので、これが使えないと話しにならない。
Visual Studio 2003は持ってるが、まぁ、根がひねくれているのとNS Basicという会社が好きなので使い続けている。
で、Standalone Device Emulatorを使って検証を始めた。
意外とStandalone版のEmulatorの存在を御存じない方も多いが、私が知っている限りではPocket PC 2003 SEからあった。
ただ、2003の場合は日本語ローカライズ出来るはずなんだがやたら面倒くさく、何度かやってみたが中々うまくいかなかった。
あきらめて当時は英語版で文字化けしたまま使っていたが、その内実機でテストする方が効率がいいので使うのを止めていた。
今回、Mobile 6の実機が手に入らないので久々にStandalone Device Emulatorを使ってみることにした。
2003 Previewのころから比べるとインストールはずいぶんと簡単になっていて、すぐに使えるようになった。
別にデベロッパ専用という訳ではないので、Mobile 6を試してみたいという方はTech Note 23で解説されているのでそちらをご覧下され。

■Pcik Card Ver.0.2(Windows Mobile 6 Professional)

Standalone Device Emulator Square

以前に何度かMobile 6への対応に楽観的なことを書いたが、Standalone Device Emulatorを試してみて、実際はそうでもないことが分った(いい加減なことをいって申し訳ない)
まず、全く勘違いしていたことにStandardバージョンではランタイムがインストールできない。
cabファイルでのインストールも試してみたが、いずれの場合もデバイス側のバージョンチェックで拒否されてしまった。
ランタイムがインストールできないのであれば、これはもうどうしようもない。
とりあえず保留にしてProfessionalバージョンにPicCardをインストールしてみたのががこちらの画像。

 

左側はMobile 5の320*240のQVGA
右側はMobile 6の480*480のSquareだが下のほうが隠れていて表示されない。
他にも2003用のアプリをインストールしてみたが、縦スクロールバーが表示され、隠れている部分はスクロールして表示されるものと駄目なものがあった。
OSが非表示の領域がある場合は自動的にスクロールバーを追加しているような気もするが、少なくともNS Basic/CEで作成したものは駄目だった。
X01Tのような800*640(WVGA)の液晶なら問題なかろうが、デザインを根本的に見直すかアプリ側でスクロールバーを実装するとかしないと駄目なのかもしれない。
今後はこういったデバイスが増えてくるのかな?
また、e-PocketSetupでMobile 5用に作成したインストーラもバージョンチェックではねられた。
こちらは全く同じものでもターゲットを2003にすれば問題なくインストールできる。
どういうことか私にはよく分らんが、動かない恐れのあるものはインストールさせないということなのかな?
ただ、Mbile 6用のプロファイルを自分で追加すれば問題ないと思うので、あまり影響はないかな?と考えている。
メジャーバージョンアップといってもWindows CE 5.2(Mobile 5は5.0)ナンだから大して変ってないだろうと思ったけど、結構色々変っているのね。
そう考えるとCPUのことも考えて、「今回は見送るか?」なんて思わんでもないが、少なくとも次回まで半年以上は間が空くだろうから、やっぱり買っちゃうか?とか発売される前から色々心配している(笑)
当分の間この話題を続けるんで宜しかったらお付き合い下され。
次からはStandalone Device Emulatorのインストールから順番に書いていく。
私は英語がアレなんでTech Noteを読まずに適当なファイルをインストールしたが、動いているんで大丈夫なんだろう(笑)
それにしてもiPhone欲しいな(Palmはあきらめ(+_+)\☆バキッ!!)