宇山稲荷

世田谷通り三本杉陸橋からちょっとした小山を登った辺りにお稲荷様がある。

昔、この小山は宇奈根山と呼ばれていたが、これが縮んで宇山稲荷となったそうだ。

一般的には宇山稲荷と表記されるが、地元では宇山神社と呼ぶ人が多い。
ちっぽけな稲荷様ではあるが、地域の人の信仰が厚く、神事を問わず、色々な行事が催されている。
初詣、七五三、盆踊り、草むしりなどが行われ、初詣や盆踊り等は「どこからこんなに人が集まったの?」というくらいの賑わいをみせる。
住宅地の中にあるのだが、隣は畑であり、神社の周りは高い木で囲まれているため、境内はひっそりと静かな環境である。
境内は決して広くはないのだけど、この中心に盆踊りのやぐらが建ったり、初詣には火が焚かれたりする。

我家では毎年、家族揃って初詣に出かけている。
余り早く行っても寒いばかりだし、かといって年が明けてから出かけても、お参りの列が伸びていて、大分待たされる羽目になる。
明ける20分前くらいに並ぶのが一番宜しい。
お参りを済ませた後は、屋台で甘酒、お神酒、煮込み等を軽く頂き、風邪を引かないうちに家に帰ることにしている。