新そばと紅葉狩り(3)

再び「メルヘン街道」に戻り紅葉のドライブを楽しみながら、今日の宿泊地の野辺山へ向かう。
ビューポイントで休憩しながらソフトクリームを味わう。
清里といえば、ソフトクリームだろう。
宿は野辺山高原のリゾートホテルで今年2度目の宿泊。
前回訪問は梅雨時であったが、やはり空気の澄んでいる秋から冬が八ヶ岳が美しく一番いい季節だと思われる。
翌日は国道20号線を経由して「昇仙峡」へ。

■第3のエコカー

発進のたびにそこはかとなく天ぷらの香りが車内にただよってくる。
最初は近くで天ぷらを揚げているのだろうと思っていたが、たまたま前を走っている車が食用油を燃料とするエコカーであったらしい。
そういう車があるということはテレビを見て知っていたが、実車を見たのは初めてだ。
天ぷらは大好きであるが、車に乗っていてずっとあの臭いを嗅いでいるのは、ちょっと苦しそう(笑)
私はエコバッグ程度で勘弁してもらおう。
「昇仙峡ロープウェイ」入口で、盛大に川魚を串刺しにして炭で焼いている店があった。
「岩魚」「山女」「鮎」とあったが、ここはやはり「岩魚」を行ってみる。

■岩魚の串焼き

丸ごと食べられるが、頭や背骨は食べても美味くないと思うので残した。
写真がピンボケなのは、リアルすぎる串刺しに配慮したわけではなく、意図せず後ピンになってしまっただけ。
余力があれば、続けて「山女」も行ってみて、味の違いを確かめたかったが、朝食のバイキングをいい様に食べてしまったので、もう入らなかった。
その後、遊歩道を下ったが腹がきつくて往生した。
私たちは下の駐車場に車を止めて、タクシーで上まで上り、歩いて下るという方法を取ったが、それでも結構疲れた。
途中、平気な顔をして上ってくる爺さんや婆さんが多数いて感心したが、私のようなオヤジたちは大体がへばっていた。

善光寺

死ぬまでに一度は参拝したいと言われる善光寺だが、私が行ったのは信濃善光寺ではなく、「甲斐善光寺
信濃の三分の一程度の大きさらしいが、ご利益まで三分の一というワケでは無いと思う。
静かで風情のある佇まいで参道に一軒の茶店があった。

■信玄ソフト

山梨地方では「黄粉」と「黒蜜」をまぶした物を「信玄〜」と呼ぶらしい。
餅にまぶせば「信玄餅」であるし、ソフトクリームにまぶせば「信玄ソフト」である。
で、これがまた妙に美味い。
茶店の店先で本堂を眺めながら味わうのは雅な世界である。
清里で食べたソフトより美味かった。
渋滞するのが分っているので、ここいら辺で観光を切り上げて中央高速の「一宮御坂」インターへ。
途中「釈迦堂PA」で「イカ天そば」を食べて(またかよ)、あとは一路家路へ。
大した渋滞にも巻き込まれず、夕方には無事帰宅した。