やっぱりガバが好き(7)

ガバメントにはHi-Capaと呼ばれる弾が一杯入るタイプがあるのは御存知だろう(すごく大雑把な言い方だな)
Hi-Capaには、フレームが樹脂製のトリガーガード、グリップからなる部分と金属製のスライドを保持するシャーシ部分に分割されているモジュラータイプと呼ばれるものと、金属製一体のものがある。
主流はSVやSTIに採用されているモジュラータイプだろうと思うが、カナダのPala-Ordnance社のは一体整形のフレーム。
オリジナルのガバメントのフレームを無理やり広げたような感じで、オリジナルのガバのフレームはもちろん、モジュラータイプのフレームと比べてもゴツくて頑丈そうである。
同じカナダ製ということで、ブローニング・ハイパワーと何処となく面影が似ているような気もするが、そんなこともないか?

■Para-Ordnance H.R.T.Special

下敷きのエアメールはカナダからのものであるが、Para-Ordnanceとは何の関係もない。

FBIのH.R.T.に採用されているスペシャルガバメント。
H.R.T.というのはナンでも人質奪還を任務とする特殊部隊の名称だそうな。
私の場合はこの銃を持っていても、人質にされることはあっても奪還することはないと思う。
万が一人質にされたとしても、その利用価値はほとんど無いと思われるが。
このガバメントはスプリングフィールド・カスタムショップのマスターガンスミス(料理人で言うとシェフみたいなものだろうか?)だった、レス・ベアーがパラオーディナンスのフレームとレス・ベアーオリジナルのスライドを組み合わせて作ったものらしい。
これは私が知ったかぶって適当なことを言っている訳ではなく、「ガバメントの本」に出ていたことなので、本当のことだと思う。
スライドのサイドからトップにかけてのデザインは、今時のカクカクしたものではなく、オリジナルのガバと同様、丸まっちぃやつで、ゴツイながらも何処と無くのどかな雰囲気がある。
ところで、Para-Ordnanceの読み方だけど、WAのマニュアルにはパラオーディナンスと表記されている。
他にもパラーオードナンスや省略形のパラオードやパラという呼び方も見かける。
まぁ、コンピュータを相手しているわけではなく、人間様相手なんだから通じれば何でもいいんだと思う。
ただ、ゴルフの時にオナーのことを「次のオーナーは僕ちゃんだよね!?」といってしまう人がいるけど、これは止めといた方がいいと思うぞ。
「オーナー」じゃゴルフ場の持ち主になってしまい「お前は何様じゃ!」と怒られてしまう(笑)