マウスの使い勝手を変える

年を取ったからか、最近はパソコンをそのまんま(東ではなくデフォルト)の設定で使うことが多い。
特にメインのパソコンをWindowsにしてからはその傾向が益々強くなっている。
タコだナンだと言われることが多いWindowsだが、まぁ、そんなに馬鹿にしたモンでもない。
私のような面倒臭がりのオヤジには丁度いいのかもしれない。
ナンか、よく出来た軽自動車に乗っている感じかな?(こんなこと言うと怒る人がいるかもしれないが)
ただ、そのまんま使ってるといっても面倒くさいこと(レジストリを書き換えるとかの)はしないということで、コントロールパネルなんかで、簡単に設定を変えられるものはやっている。
中でも一番使うことの多いマウスは使い勝手を良くするために、これだけは珍しくマメに替えたりしている(笑)
で、不思議なことに「マウスのプロパティ」にX-Mouseがない(不思議ではないかもしれないが)
X-Mouseって、マウスを乗せただけでフォーカスをそのウィンドウに移すという仕組。
知らなかった人のためにもっと判り易く説明すると、普段はデスクトップで複数のアプリを開いて、ウィンドウを切り替えながら作業していると思う。
ウィンドウを切り替える時、そのウィンドウをクリックしてフォーカスを移すわけだが、クリックしなくてもマウスを乗せただけでフォーカスを移してくれるというもの。
設定によっては、フォーカスを移すだけでなく、ウィンドウを前面に持ってくるということも出来る。
やって見るとわかるけど、これ凄く便利。
X-Mouseって言う名前からも判るかもしれないけど、元々はUnix(Linux)なんかで使われている仕組。
マイクロソフトWindowsで普通には出来ないようにしているのは、もしかしたらこの"X"ナンタラという名前が悔しいのかもしれないし、違うかもしれない(笑)
でも、実際にはWindowsでも簡単にできる。
レジストリを編集したことがある人ならば、

[HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop]UserPreferencesMask

  • バックスラッシュは円記号

の最初の2桁の数字に、

X01を加えると、「フォーカスの移動」
X41を加えると、「ウィンドウを前面に移動」

  • 16進数

ということになる。
私(Windows XP Home SP2)はこの方法でうまくいったけど、なんせレジストリを書き換えるわけだから、やっぱり不安な人や、「レジストリなんて知らネェ」けど、やってみたいという人は、PowerToys for Windows XPTweak UIというツールがある。
これ、アメリカのマイクロソフトが配布しているWindowsの環境設定用のユーティリティなんだけど、どういうわけか日本のマイクロソフトでは公開されていない。
そんなわけで当然英語版だけど、こちらのサイトで、日本語化パッチと詳細なインストール方法が公開されている。
Tweak UIはX-Mouseのほかにも色々な設定が簡単に出来るので、下手に自分でレジストリをいじるより安全だし、面倒がないと思う。
このPower ToysシリーズにはWindows CEを使ってた時にさんざんお世話になったなぁ(しみじみ)