我、酒に想う

酒を完全に止めてから3ヶ月以上たった。
実体験として感じているのは、過度の飲酒は想像以上に体にダメージを与えていたということか。
私の場合、長年に渡り、相当量のアルコールを摂取していた。
酔って暴れるでもなく、仕事や日常生活に破綻をきたすことは無かったので、周囲の人間も大目に見てくれていたのだろう。
私自身、酒は人生の大きな楽しみだと思っていたし、酒を止めるなんてことは思いもよらなかった。
去年の暮れ、体に明らかな異常を感じ、酒を止めることにした。
体調の方は急速に回復して、現在は以前と同様の生活に戻っている。
酒は好きだし、今も飲み会に誘われれば出かけることもある。
『一杯だけ』と思わんこともないが、自分自身、一杯飲んだら止まらなくなるのが分っている。
周りも無理強いするような、野暮なやつはいないのでありがたい。
『酒は百薬の長』ということわざは有名だが、その後に続く『されど、万病の元』という句については、あまり知られていない。
酒飲みが都合のいい部分だけをことさら引用しているんだろう(笑)
このことわざは正しいと思う。
要は適量を守るということだ。
私の場合、とことん飲んでしまい『万病の元』の方を証明してしまった。
適量を守れる人をほんと、尊敬する。
まだまだ病気で寝込むわけにはいかんので、酒を全く飲まないことにした。
でも、何年後になるか分らんが、また酒を飲もうと思う。
想像しているシチュエーションとしては、冬の東北のひなびた温泉の一軒宿。
掘りごたつに入り、雪景色を見ながら、熱燗をちびり、ちびり。
いいだろうなぁ、こんなことできたら。

■今日の歩行結果
5,808歩