システム情報を表示する

WinCE 6.0は標準ではバッテリーの状態を表示してくれないんですね。
エディタでスクリプトを作成している時等は、いきなりシャットダウンすると困るんで、バッテリー残量を表示するスクリプトをデスクトップに置いておくことにしました。
常駐するタイプのアプリで動作するものも試したんですが、まぁ、それほどの機能はいらんだろということで。

#デバイスの状態を表示するスクリプト

title = "デバイス情報"

x = BatteryPercentage()
y = SystemVersion("platform")
z = SystemVersion()
fm = FreeMemory(MB)
tm = TotalMemory(MB)

mes = "PlatForm" & ": " & "^TAB^" & "^TAB^" &"^TAB^" & "^TAB^" & "^TAB^" & y & "^NL^"
mes = mes & "Version" & ": " & "^TAB^" & "^TAB^" & "^TAB^" &"^TAB^" & "^TAB^" & z & "^NL^"
mes = mes & "Total Memory" & ": " & "^TAB^" & tm & "MB" & "^NL^"
mes = mes & "Free Memory" & ": " & "^TAB^" &"^TAB^" & fm & "MB" & "^NL^"
mes = mes & "Main Battery"  & ": " & "^TAB^" & "^TAB^" & x & "%"

Message (mes,title)

バッテリー残量が10%辺りで、バッテリーを交換しています。

Internet Explorer 6 for Windows CEを使えるように(2)

再起動時にお気に入りが消えてしまうのは使い難くて仕方ありません。
レジストリを調べたんですけど、どこにあるのか分りませんでした。
お気に入りフォルダは\Windowsにありますので、これをそのままコピーするスクリプトをデスクトップに置くことにしました。

#IEのお気に入りを保存、復帰するスクリプト
#

ans=Question("お気に入りのエクスポートは「はい」を、インポートは「いいえ」を選択","お気に入りの管理","YesNoCancel")

If (ans = YES)
	XCopy("\Windows\お気に入り\*.*", "\My Flash Disk\Favorites",TRUE,TRUE)
	str = "お気に入りをエクスポートしました。"
ElseIf (ans = NO)
        XCopy("\My Flash Disk\Favorites\*.*","\Windows\お気に入り", TRUE,TRUE)
	str = "お気に入りをインポートしました。"
Else
	str = "キャンセルされました。"
EndIf
message(str)

あまりスマートじゃないですけど仕方ないとあきらめています。
こういったスクリプトはすべてMeoPad上で書いています。
書いたら即実行出来ますんで非常に便利です。
MotrScriptが動くというのは私にとっては大きなメリットになります。

Internet Explorer 6 for Windows CEを使えるように(1)

Internet Explorer 6 for Windows CEは動作が早くなかなか快適なんですが、お気に入りやクッキー、キャッシュ等すべて\Windowsにあるんで、再起同時に初期化されてしまいます。
お気に入りとクッキーだけはなんとかしようと思いレジストリを調べた所、クッキーの保存場所の設定は分りましたが、お気に入りは見つけられませんでした。
お気に入りは後で考えるとして、とりあえずクッキーの保存場所を移動しました。

[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Shell Folders]の[Cookies]を変更して再起動後にも維持出来るようにしました。
これで少し使いやすくなりました。

フォントを変えてみる

MeoPadCEではレジストリの初期化はされませんので、フォントを変えてみました。
とはいっても、\Windowsフォルダは初期化されてしまいますので、自分の好みのフォントに換えるということはできず、ROMにあるフォントから選ぶだけです。
デフォルトではPMingLIUという繁体字中国語フォントが指定されています。
これでも別にいいんですけど、MS Gothicに変えてみました。
レジストリエディタで、[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\FontLink\SystemLink]の[Tahoma]を変更。

サイズが大きいらしく一部収まりきれませんね。

青空子猫のフォントはVL Gothicなんで、参考までに。
あまり意味が無さそうなんで元に戻すことにしました。

再起動後に快適に

MeoPadはなかなか面白い奴で退屈しません。
仕様で再起同時にはWindowsやProgram Filesなどのフォルダを初期化してくれるんで、ホーム画面を一所懸命カスタマイズしてもなんのこっちゃであります。
サスペンド状態で維持すればいいんですが、バッテリ交換やmicroSDカードの抜き差しで電源が落ちますんで、現実難しいと思います。
再起動後に最小の手間で快適な環境にするかを模索しています。
◆プラン1
エクスプローラで簡易ランチャの様なものを作る

これだと再起動後に[マイ デバイス]-[My Flash Disk2]でアクセス出来ます。
一番簡単で手軽な方法であります。
ショートカット(lnk)はGSFinderで作ることが出来ます。
GSFinderは大抵のものは動くんじゃないかと思っていますが、私はGSFinder+を使わせて頂いています。
◆プラン2
MortScriptのスクリプトファイルを再起動後に実行する
スクリプトというと難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんし、実際に複雑で高度なスクリプトを書く方もいらっしゃいます。
私の書くのは手作業でやっていたことを、一つずつスクリプトに置き換えるだけなんで簡単なものです。
1.フォントファイルを\Windows\Fontsにコピー
2.デスクトップから不必要なショートカットを削除
3.デスクトップにショートカットを作成
4.必要ならアプリケーションを実行
5.デスクトップを表示
ざっとこんな感じでやっています。
起動直後

スクリプト実行後

#MortScript用テンプレート
#UTF-8

Copy("\My Flash Disk2\VL-Gothic-Regular.ttf", "\Windows\Fonts\VL-Gothic-Regular.ttf")

Delete("\Windows\デスクトップ\*.lnk")

CreateShortcut("\Windows\デスクトップ\Firefox.lnk", "\My Flash Disk2\Program Files\Firefox\firefox.exe")
CreateShortcut("\Windows\デスクトップ\XPCE.lnk", "\My Flash Disk2\Program Files\XPCE.EXE")
CreateShortcut("\Windows\デスクトップ\RegEdit.lnk", "\My Flash Disk2\Program Files\RegEdit.exe")
CreateShortcut("\Windows\デスクトップ\TinyPad.lnk", "\My Flash Disk2\Program Files\TinyPad\TinyPad.exe")
CreateShortcut("\Windows\デスクトップ\GSFinder.lnk", "\My Flash Disk2\Program Files\Gsfinder\GSFinder.exe")
CreateShortcut("\Windows\デスクトップ\MangaMeeyaCE.lnk", "\My Flash Disk2\Program Files\mangameeyace\MangaMeeyaCE.exe")
CreateShortcut("\Windows\デスクトップ\aokoneko.lnk", "\My Flash Disk2\Program Files\AozoraKoneko\aokoneko.exe")
CreateShortcut("\Windows\デスクトップ\NS.lnk", "\My Flash Disk2\Program Files\NS\NS.EXE")

appstr = ActiveWindow()
Close(appstr)

#Run("\Windows\デスクトップ\Firefox.lnk")

Message("ショートカットを作成しました。")

MortScriptを書く

なかなかEditorが見つからなかったんですが、TinyPad(W-ZERO3用)というEditorが動作したんで、こちらを使わせて頂くことにしました。
弱点としては10KB以上のファイルを扱うと動作が遅くなることがあるらしいんですが、そんな大きなスクリプト書きませんから問題ありません。
また、ANSI/UNICODE/UTF-8を扱えるものの、指定して保存が出来ませんので、ひな形として、あらかじめUTF-8のファイルを作っておくことにしました。

ごらんのようにインライン入力は出来ませんが、KARENの予測変換バーが出ますんで、特に不自由は感じません。
ちなみにこの画像は"せ"を入力しところです。
iPadのように最初から何でも出来るデバイスも良いんですけど、こういうのもまた面白いです。
以前はWindows Mobileを弄っていましたが、現在はiPhoneそのままで、オモチャはタブレットサイズのデバイスになっています。
そういえばKindleデベロッパー登録してあるんですけど、未だに何も言ってきませんねぇ(笑
頑張って頂きたいところです。