おでんと茶飯

前にも話したと思うが、我家ではおでんの時は茶飯と決めている。
茶飯と言っても、法事の際に供されるものとは違い、米を醤油、だし汁、酒で炊き込んだ味付けご飯の事である。
今日の昼も茶飯にしたが、この暑いのにおでんという事ではない。
盛りそばに合わせたのだ。
おでんに合うんだから、そばにも合うわけで、サイフに優しく腹も満足する。
ところで、家ではおでんにちくわぶは欠かせないが、多分、これ東京だけ?
小さんの「時そば」を聞いていると、「しっぽく」の種に「竹輪」ではなく「ちくわぶ」で誤摩化すというようなくだりがある。
魚の練り物である「竹輪」と小麦粉を練っただけの「ちくわぶ」とでは、コストが違うのは当然だろう。
ところが、いまでは「ちくわぶ」の方が高級品である。
「竹輪」の安いヤツの3倍程度の値付けがされている。
本物の「竹輪」は高いけど。
まぁ、安くても美味いんだからいいけど。
おでんのちくわぶも美味いんだけど、あれを好きだという人を余りみかけない。