ジョン・サーティースは本物見たぞ

私が子供のころの趣味といえば、プラモデル作りが多数であった。
私も小学時代からプラモデルが大好きであった。
最初は戦車のプラモデルが好きだったが、ある時、親に連れられて行った「グランプリ」というF1レースを題材とした映画を見てから、すっかりレーシングカーの魅力に嵌ってしまった。
凄まじいエキゾーストノートや剥き出しのエンジン、そこらを走っている車とは全く別の乗り物に見えた。
そんな時、田宮からHONDA F1がはじめての1/12ビッグスケールシリーズとして¥1,200で発売された。
コイルスプリングを使用して実車同様に稼動する前後サスや、ラック&ピニオンでステアリングを回すと方向が変る前輪、フロンとカウルには金属製のメッシュ、プラグコードやフューエルパイプ等、当時としてはものすごくリアルなプラモデルであった。
親に頼み込んで誕生日プレゼントとして買ってもらうことを約束してからは、その日が来るまで毎日、学校が終わるとおもちゃ屋へHONDA F1を見に行ったものだ。
苦労しながらやっと完成したHONDA F1は、数センチ前進したところでバラバラに壊れてしまった。
初期のモデルは呆れたことにモータライズで動いたのだ(笑)
その後、多少の変更を加えながら、何度か再販されているが、今でも入手できるのがこのバージョン。

タミヤ HONDA RA273

子供のころに作った初版とは大分違い、「アルミ削りだしエアファンネル」「エッチングパーツ」「ABS強化樹脂パーツ」などで進化している。
とりあえず、ロータス・フォードの前にこちらを作ることにした。
で、「グランプリ」という映画だが、こちらで、モナコGPでの撮影風景が公開されている。
グラハム・ヒル、リッチー・ギンサー、ジャック・ブラバムなんかが映っていたり、F1マシンにオンボードのカメラが積まれている様子を見ることが出来る。
また、こちらではトレーラーも見ることが出来るけど、なんか、イブ・モンタンの走行シーン(フェラーリ)をジョン・サーティースがやっているようなことを言っているが、ナンセ、英語なんで良く分らない(笑)