NS Basic/CEでも出来るかも

NS Basic/CE(以下NSBと呼びます)は、自分でちょっと欲しいアプリを作るには、非常に良いツールだと思います。

  • 値段が安い(マイナーバージョンアップについては、無料)
  • 覚えるのが簡単(BASIC言語全般に言えることだと思いますが)
  • APIが変更になってもランタイムが吸収してくれるので、プログラマは意識しなくて良い

一方で欠点といわれている、

  • ファイルサイズが大きくなる
  • 処理速度が遅い

等の点はCPUの高速化や実装メモリの増加によって、今では気にするほどの欠点とは言えなくなっているかもしれません。
ただ、出来上がったアプリを他の人にも使ってもらおうとすると途端に厄介な問題が出てきます。

  • ランタイムのインストールが必要
  • 標準以外のコントロールを使うには別途インストールが必要
  • 画像ファイルをインクルードできないため、画像ファイル毎にデバイスにコピーする必要がある

作ったアプリを動作させるにはこれらの作業をユーザに行ってもらう必要があります。
例えば次のようなサンプルアプリ「Game.nsb」を公開する場合は、ユーザに次のような作業をしてもらうことになります。





1)Game.nsbをデバイスにコピー
2)backdrop.jpgをデバイスにコピー
3)star.gifをデバイスにコピー
4)ランタイムをインストール
5)ASpriteCE.dllをデバイスの\Windowsにコピー
6)ASpriteCEをregsvrce.exeでデバイスレジストリに登録

ユーザがこの作業のうち一つでも失敗すると、アプリは動きません。
多分、ほとんどの人がインストールしてくれないと思います。
こんな理由で私もNSBでグラフィックを使ったアプリを公開するのは最初から考えていませんでした。
ところがe-PocketSetupを使うとこれらの作業が、Game.exeをPC上でクリックするだけで全て終えることが出来ます。
まだ、使い始めて間もないので何とも言えませんが、ちょっと不安定なところがあったり、不思議な動きをすることもあります。
でも、試してみる価値はあると思いますよ。
Tec Note 31に詳細な使い方と、$29.95 USDで買えるcoupon codeがあるので、試してみて気に入ったら購入されることをお勧めします。
Game.exeのサンプルはこちらからダウンロード出来ますので、興味がある方は動作をお確かめ下さい。
これ、NSBにつけてくれたらいいのになぁ>NS Basicの偉い人(笑)