蚊取りPalm

ありがたいことに私の作ったヘボなアプリでも使ってくださる方が居る。
今後自作アプリを公開することは無いと思うので、ここらで懺悔したい。

流石に公開中の自サイトではやりにくいが、はてなでは出来そうだ。

初めてのパームウェアは、｢返伝電卓」という業務用のソフトだった。
NS Basic/Palmで作成した。Palmなお部屋のmizuno-amiさんに
アドバイスを頂き、業務用という性格上公開できないが、
「へ壷」としては最高傑作だと思っている。
相手は嫌がっているようだが、私は勝手に師匠と呼んでいる。

その最高傑作の｢返伝電卓」だが、ユーザーから動作が遅いというクレームが入る。
｢おい、おい、遅いたってよ、当たり前だろ」当時のPalmはユーザーメモリ4MB、CPUは
DragonBall-EZ 16MHzだぜ。これでBasicで作られたアプリがまともに動くんだから上等だ。

そうはいっても｢へ壷」でも悔しい。何とかしなくちゃなと思う。
過去の経験からBasicであれこれ考えるより、
Cでナンも考えず書いちゃった方、よっぽど効果的だ。
というわけで、「CodoWarrier」で書き直すことにした。

結果としてはかなり苦労した。Palm OSのAPIが全然分らん。
付いてくるマニュアルは英語なんだよね。オレ、日本人だから英語分らん。
自腹で「CordoWarrior」が五万以上したと思うし、

PALM OS4 バイブル

これが欲しかったが、なんせ高い。

アンだけ、必死こいてプログラムを書いたのは初めてかな。
何とか作り上げ、会社の皆さんに感謝された時は素直に嬉しかったな。

その反動でお気楽に書いたのが、蚊取りPalm

実はこのアプリSTDIO-蔵さんの、｢蚊取りMac」のパクリなんですよ。
その旨伝えると「ＯＫ、いっそ兄弟ソフトにしよう」というお言葉を頂き、それにすぐ乗って
｢蚊取りPalm」の誕生となった次第。

自サイトでの公開の他、聖地Muchy'sさんでも公開していただき数多くダウンロードしていただいた。

反響が大きいということは、実は批判も大きい。
結構へこんだりしたが、学んだことはソフトウエア作家は他のソフトウエア作家を決してけなさないということ。
どんなにへぼなソフトでも褒めてくれる。
私信なので内容は言えないが、あの山田さんにもお世辞だとは思うが褒められたことがある。

私にとって｢蚊取りPalm」は、記念碑的ソフトになった。