コスワースDFV到着

フォード・コスワース・エンジンが到着した(組立式だが)
このエンジンはロータス以外にもマトラ、タイレルなどに供給されていた。

ロータス49Bフォード

隣のHONDA RA273とエンジンの載せ方が全く違う。
RA273はアルミ製モノコックシャーシの上にエンジンを置く感じで搭載するが、49Bのシャーシはドライバーズ・シート迄で、エンジンはリアバルクヘッドに取り付ける。
49にエンジンを搭載するシーンを写したビデオを見たことがあるが、実車も全く同じであった。
マシン後方からエンジンをクレーンで吊りながら前進させ、チャップマンとメカニックの2人で位置を調整しながら「カシャ」という感じで差し込んでいた。
エンジンを構造体のメンバー(どっかで聞いたことがあるが?)として強度と軽量化を図ったものだそうだ。
サービス性も優れていると思われる。
だけど、このエンジンカッコいいよね。
49Bからギア・ボックスがZFからヒューランドFG400に変更されたけど、この組み合わせは以後のF1スタンドードとなっていく。
この時期は急激にF1が変化して行った頃で、空力的に色々な試みがなされた。
ウィングを前後の高い位置に付けたり(屋形船か!?)、タイヤのサイズも色々な物が使われていた。
この頃のマシンだと組み立てていても何に使うパーツだか分るので楽しい。
ちなみにエキパイを左右逆に取り付けてしまっているのに、この記事を書いていて気付いた。
直しますんで、ご心配なく(笑)